FCCA会費納入に関するお願い
FCCA会員の皆様におかれましては、ご活躍のこととお喜び申し上げます。
FCCAは1989年以来、TIGGの発行を中心に糖質科学の振興に力を注いでまいりました。数年来取り組んできたオンラインジャーナル化を完了、また、ホームページについても改善し、いよいよPubMed Centralへの登録作業を行う段階にあります。これにより、世界の研究者からのTIGGへのアクセスへの道が開かれるものと考えております。新たな事務局、国際文献社を迎え、共にFCCAの運営に精を出しているところです。一方、世界の社会・経済情勢もなかなか安定せず、そのような状況下でのFCCAの運営を余儀なくされております。我々の唯一の希望の源は将来を見通した科学への期待感です。現実逃避であるとのおしかりを受けるかもしれませんが、未来のビジョンなくして明日の運営はないと信じております。ご存知の通り、糖の研究分野は大きなものではなく、いわゆる裾野が狭い状況です。であるからと言って重要でないということでは決してありません。糖や糖鎖による生体内分子の修飾は、受精、ウイルス感染、タンパク質の機能獲得、抗原など、私たちの生活に密着したありとあらゆる局面で重要です。会員の皆様には、そのような重要性をご理解いいただいているものと感謝致しているところです。さらに、会員の皆様からの会費が安定した運営に必要不可欠です。なにとぞよろしくお願いします。
平成26年度7月
FCCA幹事長 蟹江 治